LMPのセル構成の例。負極(anode)は集電体を兼ねた金属Li箔。正極(cathode)はこの図ではリン酸鉄リチウム(LiFePO4)だが、用途によって三元系なども利用する。固体電解質は、ポリエチレンオキシド(PEO)とLi塩とあるが、GEN4ではドライポリマーと酸化物系材料とのハイブリッドになる可能性があるようだ。(出所:Blue Solutions) 現在、このLMPはBolloreグループのカーシェアリングサービス向け電気自動車(EV)や電動バスなどに広く使われている。Blue Solutionsは現時点で年間1.5GWhを量産している。 3つの課題の克服にメド もっとも、これまでこのLMPがEV業界を席巻しているとはいえない。理由は大きく3つある。1つは、エネルギー密度が既存のLiイオン2次電池(LIB)に比べて低かったことだ。2015年時点での電池パックの重量エネルギー密度は1
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