丸紅株式会社(以下、丸紅)はこのほど、北米最大手電池リサイクル業者のRetriev Technologies Inc.(以下、Retriev社)とリチウムイオン電池(以下、LiB)のリサイクル事業開発に関する戦略的パートナーシップ契約を締結したことを発表した。今後、廃棄されるLiB(以下、廃LiB)からコバルトやニッケルを精製し、電池材料分野向けに活用する事業を共同開発していく。 Retriev社は、北米における電池リサイクル業界の先駆者であると丸紅はみており、同社の廃LiB処理量は北米最大規模だ。民生用および車載用の廃LiBを集荷して破砕・分離し、有価金属を回収・販売している。丸紅は、1985年にザンビアのコバルト生産者の対日向け独占販売権を取得後、電池材料分野の原料の貿易における仲介業務に携わってきた。Retriev社と丸紅は、民生用および車載用のLiBの原料となる硫酸塩(※1)や前駆
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