独創的な技術で、世界初や世界トップクラスの化学製品を数多く世に送り出している日本ゼオン。その製品用途は、電気自動車のリチウムイオン電池や医療器材など、私たちの生活に身近なものばかり。社会に役立つモノづくりで高収益を実現し、連続増配も更新中。 どんな会社? 世界トップクラスの化学製品を数多く開発 創業は1950年。日本ゼオンは、業界初の化学製品を数多く世に送り出してきたことで知られる。59年に製造を開始した日本初の合成ゴムもその1つだ。 一般に、合成ゴムはタイヤの材料として用いられることが多いが、同社が世界トップクラスのシェアを誇る「特殊合成ゴム」は、耐熱性、耐油性が高く、自動車のエンジン周りのホースやベルト、ガスケットなどに使用されている。 また、製品をつくるだけでなく、その元となる原材料を抽出する方法まで生み出したのも強みだ。 60年代から70年代にかけて、原油から抽出されるナフサ由来の