適応障害(てきおうしょうがい、英: adjustment disorder:AD)とは、はっきりと確認できるストレス因子により、著しい苦痛や機能の障害が生じており、そのストレス因子が除去されれば症状が消失する特徴を持つ精神障害である。『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM)の『第4版』(DSM-IV)では適応障害として独立していたが、『第5版』(DSM-5)ではストレス関連障害群に含められ、他に急性ストレス障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)が含まれる。 ストレスへの正常な反応は、著しい苦痛を呈さない[1]。また死別は適応障害ではない[1]。他の精神障害に当てはまるときはそれが優先される[1]。うつ病との判別がつきにくい場合がある[2]。また適応障害が、正当な臨床単位であることを確立するデータは不足している[3]。ストレスが原因で発生する身体的な異常は心身症である。 適応障害は自然