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京都とふたりぐらしに関するbukkenfanのブックマーク (4)

  • 光が抜ける3階建てで、ふたりだけのルームシェア。(京都市中京区15㎡の賃貸物件) - 物件ファン

    「一緒に暮らそう」は言えない私も、 「ルームシェアしない?」は言えた。 家賃も手頃だし、女性限定だし。 あれこれ伝えた理由の中に、 そっと含めた「住めるのはふたりだけ」。 3階建てのシェアハウスは、 女性限定、定員は2名。 お互い照れ屋で、言葉足らずで。 それでもこのシェアハウスの中に 私と彼女の暮らしがあることを、 きっとお互いに期待していた。 彼女が「いいよ」と頷いたときは、 思わず心の中でガッツポーズ。 3階に並ぶ2つの個室は、 どっちがどちらを使おう? 「バルコニーがあるほうは 譲ってくれる?」の彼女の言葉に、 どうぞどうぞと思いながらも 「仕方ないなぁ」と返事した。 バルコニーなんて、どうぞだよ。 一緒に暮らしてくれるなら、 ふたりで過ごしてくれるなら。 玄関の扉には、視線を遮りつつ 光は通す美しいステンドグラス。 やさしい光を背中に受けながら、 リビングにいる彼女に 「ただいま

  • このリビングで待ってる。 - 物件ファン

    夜になると、 窓の外からバイクの音。 やっと帰ってきたなと ソワソワしながら、 顔には出さないようにする。 音が聞こえてから数分後に 玄関の扉が開くと、 やっぱりねとうれしい。 「バイクを置ける家がいい」 彼の希望で探してみると、 意外とバイク置き場は 貴重なのだと知った。 諦めかけていたときに、 やっと見つけたこの家。 “バイク置き場あり”の 文字を見つけた瞬間に 「っしゃ!」とうれしそうに ガッツポーズした彼を、 いまでもまだ覚えている。 かわいかったな、 人には言わないけど。 部屋は5階建ての マンションの最上階。 エレベーターがないことに 僕はウッと思ったけど、 彼は「いい筋トレじゃん」と どこか楽しそうだった。 住んでみたら確かに、 自然と足腰が鍛えられている。 インドア100%の僕だから、 これくらいの運動は したほうがいいのかもしれない。 広々したリビングダイニングは、 僕

    このリビングで待ってる。 - 物件ファン
  • コンクリートで守られた小部屋 - 物件ファン

    まるで守られているような コンクリートキューブの中で、 今日もわたしたちは呼吸する。 ふたりで肩を寄せ合って、 相手のことを気遣いながら。 「ふたり入居も相談できるって」 彼女の言葉をきっかけに、 少しずつ身を寄せたこの部屋。 くるりと見渡せば 必ず視界に片方が入る、 こじんまりとした空間。 それがたまらなく心地いい。 仕事から疲れて 帰ってきた彼女の顔が、 扉の向こうにひょこっと。 眉間に寄せられたしわが、 「おかえり」と声をかけると やわらかくゆるむのがいい。 ふたり分の服たちで ふくれたクローゼット。 あまり増やしすぎても 収納できなくなるから、 自然と服や小物を シェアするようになった。 仕事の愚痴を、 彼女はあまり言わない。 けれど疲れているときは、 無言のひっつきむしになる。 身体の一部がぺたりと くっついているときは、 いまは充電中なんだなと 思うようにしている。 それでも元

    コンクリートで守られた小部屋 - 物件ファン
  • 私たちのおこもり町家 - 物件ファン

    京都御苑と二条城の間。 細い通りを進んでいくと 角地にひっそりと建っている。 二階建ての 京町家。 玄関先には ツツジ、山紫陽花、枝垂れモミジ。 今朝撒いた水が まだ土を湿らせている。 掘りごたつに座ると、 ちょうどこの小さな庭が見える。 この家は すべてが丁度いい。 2人でコンパクトに暮らせる広さ。 草花はあまり手のかからない種類だから 面倒くさがり屋でも育てられる。 思わず背中を丸めたくなる 掘りごたつも気に入っている。 タイルに囲まれたキッチンは 流しも調理スペースも余裕がある。 どこか包まれているような おこもり感のある我が家。 「っぽい」と 他人に言われる私たち。 はこたつで丸くなる、の通り 2人共この家でぬくぬくと 過ごす時間が多い。 それほどに居心地の良さが 随所にある家。 玄関ホールの階段で2階へ。 木目が鮮やかな 拭き漆塗りの床。 階段下には 小さな畳スペース。 スポ

    私たちのおこもり町家 - 物件ファン
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