幾千もの違った景色を作ってきたであろう京町家を引き継ぎ、次の幾千もの景色を作っていく(京都市左京区100㎡の売買物件) 紡いできた過去を引き受け 今と地続きの素敵な未来を夢見られる そんな予感を感じられる物件と出会うと、 ワクワクする気持ちが湧いてきます。 きっとこの物件も素敵になる。 強くそう感じて、 思わずほころんでしまった、 そんな物件です。 長年にわたって不動産を見続けると、 現在のありようと幾ばくかの来歴から、 過去と未来の可能性を 少しずつだけではありますが 読み解ける気がしてくるのです。 読み込むための 幾つかの“方程式”のようなものが 体の中に蓄えられていく感じ。 そしてそれらによって 未来の可能性を感じる、この感じ。 培われ発揮されるこれこそが “勘”というものなのでしょうか。 大正以前から哲学の道の近く、 白川通と今出川通の 交差点近くに立ち続ける京町家。 風情ある窓は