古い平屋にはゆったりした時間が 流れている気がする。 何がそう思わせるのだろう。 最新のスマートなモノたちとは無縁そうで マイペースで我が道をゆくような空気か。 どんな人でも、どんな暮らしでも 受け入れてくれそうな大らかな表情か。 本当は、みんなこういうの好きなのに 目まぐるしく変わってく 目の前のものを追っかけて 早歩きしてて、忘れちゃうんだ。 えっと、何の話だっけ。 そう、結局みんな平屋が好きでしょって話。 (そうだっけ?) そうそう、この茶色い、ザ・昭和の平屋。 懐かしいよね。住んだことないのに。 わ、意外にも、中は板張りなんだ。 砂壁とかだと、ちょっと付き合い方を 躊躇してしまうのだけど 和、洋、アジアン、ミッドセンチュリー… どんなテイストもいけそう、 どんな絵や写真を飾っても受け入れてくれそう、 そんな、中性的な感じがいい。 目の前のドアの先は 台所。現状はかなりラフで あちこ