観光地でありながら 人通りが少なく穏やかな街。 アートブックや古書を扱う お店がお隣さん。 ゆっくりとした時間が流れる街に まるで老舗旅館のような 京町家がありました。 建物の前に塀がある 大塀造(だいべいづくり)の京町家は かつて裕福な商人たちが 取り入れたデザインだとか。 立派な瓦屋根は 波打つ水面の日本画のようで 思わず見入ってしまいます。 さて、こちらの京町家 玄関はどこかといいますと 門を入って建物沿いの細道を スルスル通った先にあります。 間取り図の左端に、ご注目。 人ひとり通れるかどうか…くらいの細道。 路地裏を歩く猫の気分! ソワソワ、ワクワクしちゃうな。 玄関の脇には手水鉢。 味わい深い木の格子扉や じんわり輝く銅色の雨樋。 日本らしい佇まいに 思わず背筋が伸びます。 中に入ると驚きの解放感! 幅広の土間は視界が開けて 明るく気持ちのよい空間です。 2018年にリフォーム