お正月である。日本人は無宗教と言われるけど、この時期は誘い合わせて初詣やらに行く。それも神社やお寺やお構いなしに行く。去年は神社に初詣に行ったけど、今年はお寺にお参りに行くなんてことを平気でする。もちろん「自分は初詣はずっとここに決めているんだ!」てな人もいて、そこは神社だったりお寺だったり、はたまた少ないかもしれないけど神宮寺だったりいろいろだ。教会やモスクに初詣に行く人もいるのだろうか。それはよくわからないけど、初詣といえばほとんどが神社かお寺のどちらか。 神社とお寺とどちらに初詣に行く人が多いのかの詳しい数字は知らないけど、きっと神社だろうと思う。けれど日本国民のほとんどは神道の純粋な信者というわけではなくて、亡くなったら仏教のどれかの宗派で葬られる人の方が多い。 これは明治以前にあった神仏習合の思想の延長にある。中国から伝わってきた仏教が日本の元々の信仰と合わさって、仏も神も同時に