5日午前4時25分ごろ、神奈川県茅ケ崎市幸町の茅ケ崎駅南口交番の中で異臭がしているのを、外から戻った巡査部長(26)が気づいた。茅ケ崎市消防署が調べたところ、ゴミ箱から硫化水素とみられる気体が発生していた。茅ケ崎署では、殺人未遂容疑も視野に調べている。 同署によると、交番内の防犯カメラに、同日午前2時40分ごろペットボトルを持った男が映っていた。ゴミ箱には茶色の液体が入ったポリ袋が入れられ、その中に緑色の液体が入ったペットボトルが逆さまに立てられていたという。同署は男が二つの液体を混ぜて、硫化水素を発生させたとみている。この交番には日ごろは3人が勤務しているが、4日午後7時半ごろから、他の事件への対応などでいずれも外出していたという。