コナミ、ほころび始めた「上月王国」 :日本経済新聞 <以下要約> 家庭用ゲームで日本を代表するブランドを誇るコナミに異変が起きている。突然の組織再編に人気クリエーターの退社、沈黙を守るトップ――。2015年3月期からはゲームソフトの販売実績を非公表に切り替えた。ベールの向こう側で何が起きているのか。 ■ゲーム事業は10年で4割減に コナミの2015年3月期の連結売上高は2181億円。このうちゲーム事業(デジタルエンタテインメント)が969億円。最近10年で40%強減った 最近退職したOBは 「家庭用の優秀なクリエーターが続々と流出し、開発力が落ちている。上層部はゲーム企画の将来性を見極められる人材に乏しいため、投資回収のプランが立てやすいごく一部のシリーズ作品に傾倒している」と打ち明ける こういった不信感に輪をかけるのが、コナミの閉鎖的な経営スタイル。同社の情報統制は業界でも有名だ。 例