日本の原子力発電所の事故を受け、スイスとオーストリアが人気アニメ「ザ・シンプソンズ」の ストーリーに含まれる原子力発電所のトラブルを取り上げたエピソードなどの放送を キャンセルした。 同アニメでは、父親のホーマーが原子力発電所に勤務している設定になっており、 仕事中に居眠りをしたり、燃料棒を道端に捨てたりと、 風刺することで原子力発電の危険性を取り上げている。 しかし、日本での事態が深刻化していることで、各国の原子力発電に対する 姿勢にも変化が見られ、世間も敏感になってきているため、アニメで笑いまじりに 放射能汚染などを取り上げるのは不適切と考えたようだ。 オーストリアは、キューリー夫人が放射能中毒で亡くなるエピソードの放送をキャンセルしたほか、 炉心溶融のジョークがセリフに含まれていたエピソードの放送を取りやめ、スイス、オーストリアの 両国のテレビ局は、今後も内容を詳しくチェックしてから