東京のナイトシーンがいま大きな転換期を迎えようとしている。 全盛を誇っていた夜遊びの王者“クラブ”、“ディスコ”の衰退だ。 数千人規模の大バコが相次いで閉店しているのである。 トランスやパラパラなどのブームの火付け役となり、13年間という長きに渡り 営業を行っていた大型クラブ「ヴェルファーレ」が昨年末に惜しまれつつ閉店。 運営するレコード会社のエイベックス関係者によると「音楽やダンスの発信基地 としてのその役割を十分に果たした」との理由だ。 さらに週末多い時には約3000人という都内で1、2位の集客力を誇っていたクラブ 「ヴァニラ」もビル立ち退きに伴い、3月末でクローズした。また同時期に 30から40代の大人の層を集客していた80年代の復刻ディスコ「キサナドゥ」も 賃貸契約終了ということで閉店している。 しかし新しい風も吹きはじめている。クラブの衰退と入れ代わるように続々と オープンしてい