琉球古武術で使用する八種の武器、棒(六尺棒・三尺棒・エイク・九尺棒)・サイ・トンファー・ヌンチャク・二丁鎌・鉄甲・ティンベー・スルジンは、言わば長さと形状が定められた武器であります。琉球古武術では、この定型的な八種の武器についてそれぞれ使い方・基本組手を学びつつ、技の習熟度に応じて42種ある各型の分解組手や総合組手を稽古することになります。以下に各武器における特徴や用法を述べて参ります。 なお、琉球古武術の最大の目的は、八種の武器の用法に精通することによって、更にどんな形状の物・どんな長さの物・どんな大きさの物でも自由に扱うことが出来る技量、言わば無形の技量に達することにあります。 中国・河南省にある崇山少林寺は、一般的にいわゆる少林拳(拳法)の名で知られておりますが、本来は『武器術は棒(棍)を宗とし、棒(棍)は少林を宗とす』と謳われたごとく棒術(棍法)こそ少林寺武術の中心でありました。拳
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