クラス設計とは 今回のテーマは「クラス設計」です。クラス設計とは、設計書などに記載されている要件からクラス候補を抜き出し、クラスの属性と操作を決めて、クラス間の関連性を設計することを指します。 属性とはクラスのインスタンスが持つデータ定義のことです。クラスのフィールド、つまり変数にあたります。操作とはクラスのインスタンスの振る舞い(機能)のことです。クラスのメソッドにあたります。 ちなみに、クラス設計をしなくてもプログラムは動きます。例えばクラスを1つだけ用意し、処理の全てをそのクラスに書いても期待する動きをします。 しかし、それが得策ではないのは、実際の業務では仕様変更や機能追加、障害対応などが頻繁に発生するためです。クラス設計を行わずにクラス1つで全ての処理を行おうとした場合(クラスが1つというのは極端な例ですが)、当然ながらクラスのソースコード量は肥大化し、if文などの条件分岐もコー
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