自宅でレコーディングしたり、打ち込み作業をすべて行うのであれば、DAWひとつあれば完結できます。でも、「このボーカルトラックだけはスタジオで録りたい」、「ギターだけは、スタジオにあるMarshallのアンプを通したいんだ…」なんてことはありますよね。そんなときどうしていますか? ノートPCにDAWを入れ、オーディオインターフェイスなど機材一式を持ち込むのが一般的だとは思うけれど、可搬性の点、セッティングの点で結構大変ですよね。そんなときに便利なのがポータブルMTRです。TASCAMやBOSS、ZOOM……といったメーカーから出ていますが、機能的にシンプルでPC上のDAWとの連携を前提とした使い方で大きな威力を発揮するのがTASCAMのPOCKETSTUDIOという機材です。4TrのDP-004、8TrのDP-008という2機種がありますが、8Trのほうを使ってみたので紹介してみましょう。