気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 今回は、マンションの構造欠陥問題に焦点を当てたい。 連載開始後、一部の読者の方から「耐震偽装されたマンションのパンフレットやモデルルームを見れば『柱、梁の少なさ、細さ』や『安普請』は一目瞭然、騙されたのは購入者の『自己責任』」とのコメントを頂戴した。 確かに消費者が「転ばぬ先の杖」と建築の知識を蓄え、専門家にアドバイスを求めることは大切。一定のリスク回避にはなるだろう。 ただ、私自身、建築や法律の専門分野に身を置く知人がいて、彼らに教えを請うにしても、パンフレットやモデルルーム程度の情報を基に新築マンションの耐震偽装や施工不良などの構造的欠陥を見抜くのは至難の業だと思っている。といって今から建築構造の知識を「分かる」レベルで身につけるのは不可