有権者、移民増に不安募る 極右躍進の背景―仏総選挙 時事通信 外信部2024年07月03日07時05分配信 1日、パリで、支持者らに囲まれるフランスの極右野党・国民連合(RN)のルペン前党首(中央)=ルペン氏のX(旧ツイッター)より(EPA時事) 【パリ時事】7日に決選投票が行われるフランス国民議会(下院、定数577)選挙で、反移民を掲げる極右野党・国民連合(RN)は第1党に躍進する勢いだ。左派や中道、保守陣営から「ファシスト」「差別主義者」と非難され続け、それでも支持を広げる背景には、増加の一途をたどる移民に対する有権者の不安がある。 与党と左派、候補一本化へ 「極右内閣」誕生阻止で―仏総選挙 「フランスは信じられないほど外国人が増えた。犯罪も多い」。6月30日に実施された下院選の第1回投票で、パリ郊外の投票所を訪れた高校教諭のミシェルさん(63)は、移民・治安が総選挙の争点だと断言した