「後出しジャンケン」と言われる前に、ちょっとだけ種明かしをしておく。 とは言え、趣旨として「年収1000万ってそんなに凄いもんじゃない」ってのは嘘じゃない。累進税率のお陰で絶望的に引かれてしまっているのは確かだ。でも、それにも増して少なそうに見えてるのも事実。じゃあそれはなぜか。 一番大きな要因は「年収1000万」が「幻想」であることだ。 「年収1000万」と言われると、凄くあるように見える。でも、これはあくまでも年収。年収なんてものに実際に触れることって、まずない。もちろん家を建てる時の頭金とかで「年収相当」の金を見ることはあるかも知れないが、「年収」として見ることはない。みんなが普段見ているのは「諸々控除した後の月収」分でしかない。「月収」は当然ながら、年収を12等分したり16等分したりした結果だから、1桁以上小さい。「1桁以上小さい」のもミソで、1桁少なくなるのよりもさらに少ないから