埼玉県は8日、同県行田市の回転ずし店「がってん寿司行田店」で食事をした客24人が食中毒の症状を訴え、うち数人からノロウイルスが検出されたと発表した。県は同日、この店を3日間の営業停止処分とした。一方、2日に食事した70代男性が下痢などを起こして6日に死亡しており、県が食中毒との因果関係を調べている。 県によると、発症したのは2~3日に同店でにぎりずしなどを食べた10~78歳の男女24人。3日朝以降、嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えた。県が調べたところ、客3人と従業員4人からノロウイルスが見つかった。死亡した1人を除き、症状は軽いという。 帝国データバンク大宮支店によると、がってん寿司の売り上げは全国で業界8位。