今季限りでの退団によりブラジルへ帰国するジョルジ・ワグネルが8日、柏での最後の練習に臨んだ。 お別れのミニゲームでは主に最前線のポジションでプレー。ワグネルのシュートは何度か“守護神”レアンドロ・ドミンゲスに阻止されたものの、最後は柏の15番がゴールを決めてミニゲームは大団円を迎えた。 練習後には行列を作ったサポーター一人ひとりと握手を交わし、ファンサービスに応じたワグネル。列が終わりに近付くと、涙を流してサポーターとの別れを惜しんでいた。 “日本ラストマッチ”となった前日のJ1第34節・清水戦では64分から途中出場。やや動きに硬さが目立ったように、さすがのベテラン戦士も「感情的になっていたかもしれない」と清水戦を振り返っている。 「みなさんへの感謝の気持ちは、ブラジルに持ち帰ろうと思います」。 太陽王に記録と記憶を残した王国のクラッキ(名手)は、3年間を過ごした愛すべき日立台に別れを告げ