急転直下というべきか、遅きに失したというべきか......。サッカー日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督に対して「解任」という決断がなされた。 就任以来、ハリルホジッチ氏の志向するサッカーについては、日本の現状にそぐわないとの指摘や批判が絶えなかった。アジア予選はなんとか突破して、W杯ロシア大会への出場は決めたものの、メンバー選考や強化試合の内容をめぐっても、本大会へ向けての期待が高まるとは言いがたい雰囲気だった。 Sportivaにおいても批判的な論調が大勢を占めたが、なかでもスポーツライター�・杉山茂樹氏はベルギー遠征ウクライナ戦の直後に、「7日以内」と期限を切ってハリル解任を求める記事を寄稿していた。結果的には7日間よりも若干の日数は要したが、サッカー協会が重い決断をするに至った状況を確認すべく、当時の記事を再録してみたい。 * * * ウクライナ戦は1-2に終わった。マリ、ウク
![杉山氏も主張していたハリル解任。信頼は失墜し、カオス状態だった](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fde917e619f04b6232f1dffd3abbaec9ff017ddf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsportiva.shueisha.co.jp%2Fclm%2Ffootball%2Fjfootball%2F2018%2Fimages%2Fhalilhodgic20180328plus-thumb-240xauto-201490.jpg)