国土交通省は2日、2020年3月に予定する羽田空港国際線の増便(1日50便)について具体的な配分先を正式発表した。国別では米国や中国、ロシアなど9カ国・地域に割り振る。国内の航空会社には全日本空輸(ANA)に13.5便、日本航空(JAL)に11.5便を配分する。増便は都心上空を通過する新飛行ルートの導入に伴うもので、国際線の発着数は年9万9千回へ約7割増える。9カ国・地域は米国、中国、ロシアの
羽田空港の新飛行ルートの騒音対策として、国土交通省は航空機の降下角度を通常の三度から三・五度に引き上げる方針を示した。だが、これが「パイロットの負担になり重大事故につながりかねない」と専門家は指摘する。角度の引き上げで軽減される騒音は一デシベル程度にとどまり、対策の意義を問う声も多い。 角度が〇・五度上がると「操縦席からの外の見え方は別世界」と話すのは、元日本航空機長で航空評論家の杉江弘氏。国交省は稚内、広島の両空港では気象条件などにより「『三・五度の着陸』もある」(航空局)と説明するが、杉江氏は「世界のパイロットは経験しておらず、羽田は世界で最も着陸が難しい空港になり、尻もち事故などが多発しかねない」と警告する。 日本航空の赤坂祐二社長は七日の国交省の協議会後、本紙の取材に「シミュレーターでの確認もしており、大丈夫」と説明。しかし、ある三十代の現役パイロットは「〇・五度違うと突っ込んでい
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