ベクトルをあらためて理解する これまでのレッスンではピタゴラスの定理を使って直線の距離が求められることや、XYZコンポーネントを直角三角形の辺として扱いベクトル情報が求められるといったことを学んできました。(図:13) ベクトルの基礎について、今回は解説していきたいと思います。 ベクトルのひとつの捉え方として、開始点と終了点をもつ矢印を考えると良いかもしれません。 この例では、ベクトルの開始点が空間の頂点で、ベクトルの終了点は、原点である (0, 0, 0) です。 ベクトルには、興味深い2つの独立した要素が存在します。方向(角度)と大きさ(長さ)という要素です。(図:14) ベクトル加算 2 つのベクトル要素を加算することは、これらのベクトルの先頭と終端をつなげるということです。 (図:15) ベクトル加算は可換(かかん)です。つまり、演算の順序を変えても結果は変わらないという意味です。
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