第7回:ヴィドクン・クヴィスリング(1887 - 1945) 20世紀前半のノルウェー の政治家。通称「ノルウェーのヒトラー」。 ファシスト運動を率い、ナチス・ドイツを国内に手引きした功績で、ドイツ支配下のノルウェーで実権を握った人物。 ノルウェーでは「お前はクヴィスリングだ!」は「お前は裏切り者だ!」という意味になるほど、売国奴の代名詞となっています。 ロシア留学、共産主義に傾倒 1887年に、ノルウェー南部のFyresdal生まれ。父は宣教師。 幼い頃は「シャイで静かだけど協調性があって、時々ニカッと笑う」少年。 成績は優秀で、ノルウェー 陸軍学校にトップの成績で入学します。 第一次大戦中にまっただ中にロシアに留学し、現地で結婚までしています。 パリ留学を経てノルウェーに戻ったクヴィスリングは、共産主義運動に傾倒してゆきます。 左派政治家として活躍、人気者に 1929年に政治家デビュー