【ベルリン時事】欧州主要メディアの編集者などで構成するサンスーシ学会は8日、ドイツ東部ポツダムで年次総会を開き、イスラム教の預言者ムハンマド(マホメット)の風刺画を描き、イスラム過激派から殺害予告を受けたデンマークの漫画家クルト・ベスタゴー氏(75)に今年のメディア賞を授与した。 授賞式にはドイツのメルケル首相も出席し、「内容に関係なく、風刺画の発表は認められなければならない」とあいさつした。イスラム教徒の間では、風刺画は預言者を冒涜(ぼうとく)していると受け取られており、受賞に反発が強まる可能性もある。 【関連記事】 〔写真特集〕現代アート パロディー紙に回収命じる=合成写真で大統領風刺 預言者風刺への報復動機=W杯テロ計画でアルカイダ容疑者 ビンラディンめぐる風刺映画を製作=インド 【動画】「珍しいキノコ舞踊団」が夜の家事を楽しくできる踊りを披露