グループの話し合いでは、教育現場で自分たちが抱える状況を語り合った(2009年1月31日、熊本市の湖東カレッジ教育芸術専門学校で) 発達障害は、教員免許更新講習で、開催の希望が多いテーマだ。 「突然奇声を出す、床に寝転がる、そんな子が学級にいます。スクールカウンセラーはあまり問題ないと言いますが、どうなのでしょうか」「高機能自閉症の可能性がある子を担当していますが、将来、このまま普通学級でいいのか、親御さんをどう説得していけばいいのか」――。 1月31日、近大姫路大学(兵庫県姫路市)が協力校の湖東学園(熊本市)で開いた出張予備講習「子どもの心の発達」には、県外も含め小学校、幼稚園の教諭ら36人が参加。グループ別話し合いの後の発表では、発達障害とみられる子どもにどう対応したらいいか、戸惑う声が相次いだ。 「発達障害のある子はほめちぎって。『朝から元気だね』など声かけは大事」「寄り添ってあげて