もう数年前のこと。とある逮捕事件で、逮捕された複数の人間の支援は無差別平等が基本だっつってんのに、遠隔地であることをいいことにだましうちで被逮捕者のうちひとりだけを身びいきで持ちあげまくった人間のクズども(だが人間だ)がいた。いうにことかいて身びいきを「のびのび」だとかで粉飾し、テメエの見知ったおともだちだけをやたらとまつりあげて吹聴しまくったのである。連中にとってそれこそが人集めのてっとりばやいやり口だったんだろうが、平等対応でとの説得は無視しての偶像輩出だ。クズどものうちひとりは大丈夫大丈夫と請け合っていたが、それはただの方便だった。いらい、おれはおともだちだとか仲良しだとかのびのびだとかをいよいよ憎悪するようになった。執念深いいやなやつだとさげすまれたってかまやしねえ。クラスのすみっこで暗い顔をしていじけた目つきであたりを睨んでるようなルサンチマンまるだしの成長しないロクデナシだと笑