現在、私たちが使う電気の約30%は原子力発電によるものです。原子力発電は、エネルギーの安定供給、地球温暖化対策などの面で優れた特性をもっています。 1966年に日本原子力発電の東海発電所が日本で初の営業運転を開始し、1970年から1971年にかけて日本原子力発電の敦賀発電所1号機(BWR、 35.7万kW)、関西電力の美浜発電所1号機(PWR、34万kW)、および東京電力の福島第一原子力発電所1号機(BWR、46万kW)が、相次いで営業運転に入りました。以来、2007年12月現在、商業用の原子力発電所は全国で55基、合計出力4,958.0万kW(キロワット)が運転しています。 今では私たちが使う電気の約30%を発電する基幹電源として重要な位置を占めるに至っています。 1970年代の2度の石油ショックを経験した日本は、石油への依存を減らし、電源の多様化を進めた結果、石油に代わるエネルギー