来日中のバングラデシュのハシナ首相が30日、広島市中区の原爆資料館と原爆慰霊碑を訪問した。被爆者の体験証言に耳を傾けた後、「多くの国が広島の心から学ぶべきだ」と述べた。 首相は、政府の非核特使の梶本淑子さん(79)と面会。工場で作業中に被爆した梶本さんは、逃げる人々の手から焼けた皮膚が垂れていた様子をハンカチで示しながら説明し「地球上から戦争をなくしてほしい」と語りかけた。 首相は、自国の戦争でも多くの人が犠牲になったと語り、「同じような悲しみを経験した。平和を望むすべての人は心を一つにして共に行動すべきだ」と強調した。 インドとパキスタンが1998年に核実験を実施した際、首相が両国に停止を求めたのに対し両国とも「将来的にはやめる」と答えたことに触れ、「私自身にできることをした」と振り返った。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く