ラダー命令とは、ラダー言語で記述されたプログラムの最小単位の要素となります。 図1にラダープログラムの例を示します。 ラダープログラムには様々な記号が登場しますが、接点(図中①)、コイル(図中②)、応用命令(図中③)など、1つ1つがラダー命令です。 図1.ラダープログラムの例 図1のラダー回路の中の6ステップ目(赤枠箇所)に位置するFMOV命令に着目します。 三菱電機PLCのFMOV命令は、単一のデータを連続する複数領域に転送するという仕様です。 図1のラダー回路の例では、内部レジスタD10から3ワードの領域を0で埋めるという動作をします。 三菱電機PLCのFMOV命令と、同等の動作を行う横河電機PLCの命令は、BSET命令という名前となります。 横河電機PLCのBSET命令の記述例を図2に示します。 図2.横河電機PLCのBSET命令 これらの命令は、名称は異なるものの、オペランド(※3