にあ @nia_phantom680 「この世界の片隅に」を観に行ったらばご高齢の方で一杯だった。着物をもんぺにする場面ですずさんが「うーん」と言うと後ろのおばあさんが「真ん中で切っていっぺんバラして繋ぐんや」その隣のおばあさんが「せやった、せやった」「この子とろいわ」 映画が一気に現実のものになり、とても感動した。 2017-01-26 13:29:13
![『この世界の片隅に』のある1シーンにおばあさんがツッコミを入れたことで、一気に映画が現実のものとなった話](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b49a4875b0d0a278f8fa3eafaa23d944daa88c48/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp3%2Fd4c45f787c55986b3bd43121d5603569-1200x630.jpeg)
戦争を捉えた表現作品はこの世に沢山あります。 中には傑作といえるものも少なくありません。 ですが、苦しみと悲しみを盛り込むだけでいっぱいいっぱいになりがちな戦争というものを、こんなふうに描けるのは日本人だけかもしれない、というのが鑑賞後の一番具体的な感想でした。 淡々と、飄々と。情動性は抑えられ、過剰なドラマチックさもありません。 この物語の中の登場人物たちは、戦争という容赦の無い社会の不条理と、内側では壊れんばかりに苦しみつつも、ただ毅然と向き合いながら過ごしているのです。 この作品の中では、当たり前の暮らしや、他愛の無い笑顔や、青い空や、かたわらを飛んでいるトンボや、草花から、命の儚さと慈しみが鮮やかに描かれていますが、そういった描写から、言葉にならない悲しみというものが、涙や叫びだけで表現されるとは限らない、ということを感じ取れるでしょう。 このアニメーションはまさに、自分たちの中に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く