サードパーティーにもAPIを開放 デモでは、位置情報を用いるグルメ情報検索アプリ「Yelp」を利用し、パロアルト近辺のギリシャレストランを検索していた。当初は自社開発アプリのみ使用を許可した「AirPlay」と比べると、サードパーティーへのAPI開放に対し意欲的なことが分かる。 これは推測だが、音声入力用の「コマンド」に含まれる多頻出の単語はAPIレベルで抽象化されると仮定しても、地名など固有名詞はデベロッパー側で用意しなければならないはず。たとえば、「×××をタップ」というコマンドの「×××」がアプリ固有だとすると、「×××」の音声データはアプリが対応する言語ごとに必要だからだ。そうなると、動作確認など開発コストの増加が予想され、資金力のあるデベロッパーでなければ世界展開可能なアプリの開発が難しくなる可能性も出てくる。
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