対人関係を築くのが苦手な自閉症の子どもは、脳の中でことばを認識する部分の成長のしかたが健常児とは異なるという研究結果を、金沢大学のグループがまとめました。今後、自閉症の子どものコミュニケーション能力を高めるための支援方法の確立につなげたいとしています。 その結果、健常児は「聴覚野」の反応が年齢が上がるにつれて強まり、おおむね6歳ごろに発達のピークを迎えたということです。 これに対し、自閉症の子どもは6歳になっても反応が強くならなかったり、4歳ですでに強い反応を示したりするなど、聴覚野の成長のしかたにばらつきがあったということです。 研究グループによりますと、「聴覚野」の成長のしかたと言語能力の高まりの間には強い関連性があるということで、今後は自閉症の子どものコミュニケーション能力を高めるための支援方法の確立につなげたいとしています。 金沢大学の吉村優子助教は、「自閉症の子どもたちが対人関係
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