5月9日午後、香川県丸亀市のため池に釣りに来ていた小学1年生の男の子と33歳の父親の2人が死亡しました。なぜ、ため池に落ちると命を落とすのでしょうか。繰り返される事故にどう対処すればよいのでしょうか。 事故の概要 9日午後3時40分頃、香川県丸亀市綾歌町のため池で、「人が落ちている」と近隣住民から110番があった。駆けつけた救急隊員が、水中に沈んでいる男性(33)と、水面に浮かんでいる小学1年の息子(6)を発見。男性は現場で、息子は搬送先の病院でいずれも死亡が確認された。 丸亀署の発表によると、ため池の水深は約6メートル。周囲に柵はなかった。父子で釣りに来ていたが、帰宅が遅いため、妻が現場に行き息子を見つけ、近くの住民が通報したという。同署は誤って転落した可能性があるとみて調べている。 (記事中の氏名等を筆者が改変) 最終更新:5/10(月) 9:35 読売新聞オンライン 筆者が現場を直接
〈南海トラフと関係ないといいけど〉 長野県や沖縄県などで震度3~4の地震を観測した27日、ツイッター上で〈南海トラフ〉がトレンド入り。巨大地震の予兆だと不安視する声がネット上で続出している。日本列島は一体、どうなっているのか。 27日は長野、静岡、愛知の各県で震度4の地震が発生した直後、沖縄の宮古島市で震度3を観測。19日には、神奈川県横須賀市で6月以降、4回目の“異臭騒ぎ”も起きている。立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)は「最近の地震と異臭騒ぎはつながっている」と前置きし、こう続ける。 「地震や異臭など、一つ一つの現象に目がいきがちですが、いずれもフィリピン海プレートの運動が原因だと考えられます。フィリピン海プレートは太平洋プレートに押され、東日本が乗っかっている北米プレートと西日本が乗っかっているユーラシアプレートの両方の下に沈み込んでいます。フ
大型の台風19号が上陸し、各地で大雨による被害が相次いだ。多くの河川が氾濫(はんらん)し、台風が過ぎた後も水が引かないところがあって、救助活動が続く。 【画像】人通りが途絶えた秋葉原駅前 総務省消防庁によると13日午後6時時点で、全国で死者は14人、行方不明者は11人、重軽傷者は180人を超す大きな被害となっている。避難者数は同日正午時点で約23万人だった。 北陸新幹線は長野市内の車両基地が冠水し、10編成、計120両が水につかった。全車両の約3分の1が被害に遭うという異常事態で、北陸新幹線の運転再開の見通しは立っていない。JR東日本は、「水につかった車両は最悪の場合使えなくなる可能性がある」という。運転が再開しても運行本数が減るなど影響は長引きそうだ。 全国で猛威を振るった台風19号。9月の台風15号では行政の支援が遅れたとの批判もあったことから、今回は万全の態勢で臨んだはずだった。特に
【見つかりました】14年前に、仙台駅でクレイマーさんを助けてくれたJR社員 「自分だと思う」とコメント 14年前に助けてくれた駅員さんにお礼を言いたい――。 7月に掲載した、アメリカ出身のジャッド・クレイマーさんが恩人を探しているという記事には、たくさんの情報や励ましのコメントが寄せられました。 クレイマーさんが探していたのは、14年前の2005年8月16日に仙台駅で地震に遭遇した時に、宿泊費を払って彼をホテルに泊め、帰りの新幹線に乗せてくれたJR社員。 本音を言うと、14年という長い年月を考えると簡単にはみつからないかもしれないという気持ちも、記事を掲載した時にはありました。 しかし、集まった情報やJRの協力のおかげで、「自分ではないか」という男性社員がみつかりました。 その男性社員は、今もJR仙台支社で働いています。クレイマーさんが仙台駅で地震に遭遇した2005年8月16日は、仙台駅で
ブラジル・アマゾンの熱帯雨林で発生した火災は22日も延焼を続けた。当局は今年に入ってからおよそ7万3000件の火災を確認したと発表。これは2013年に統計を取り始めて以来、最多だという。 1週間かけてアマゾン横断道路を移動してきた、ロイターのジェイク・スプリング記者によると、草に火がついて煙がだんだんと熱帯雨林を包み込んでいく様子や、激しい炎がいく筋もの煙を空に舞い上げているところまで、様々な段階の火災を目にしたという。 ブラジル当局は今年火災が前年同期に比べ8割以上増加し、過去最悪に達したと発表した。世界最大の熱帯雨林であるアマゾンは大量の二酸化炭素を吸収するため、その保護は気候変動対策において欠かせないと専門家は指摘する。 だが今年、森林破壊はすでに10年ぶりの高水準で進んでおり、さらに火災がこうした状況に追い討ちをかけている。こうした森林破壊が続けば生態系は転換点を迎え、アマゾンは回
2019年7月29日付熊本日日新聞の記事によれば、熊本地震の支援物資の飲料水が3年以上経っても130トン、一時保管場所に山積みされている。熊本市は、2020年1月までに使い切る考え。だが、ほとんど賞味期限切れとのこと。 品質劣化というより、通気性のあるペットボトルから水が蒸発して内容量が変わってしまうための「期限」筆者は、備蓄などに使用される、ペットボトルのミネラルウォーターなどを製造する企業(メーカー)と契約し、一年以上、広報の仕事をしていた。 そのメーカーによれば、ペットボトルの水は、その多くが、濾過(ろか)や加熱の工程を経ることにより、雑菌を取り除いている。 雑菌が入り込んだ水は品質が劣化する。だが、雑菌のない水が腐敗することは、外部から異物が侵入しない限り、ない。 未開封で、高温高湿のところを避けて保存されていたペットボトルの水ならば、基本的に何年も持つ。実際、備蓄用で、5年間保存
(CNN) インドでこの夏の猛烈な熱波のために死亡した人が100人を超えた。今後数年で猛暑は一層の過酷化が予想され、人道危機を招く可能性や、国土の相当部分が暑すぎて居住不可能になる可能性も指摘されている。 インドは例年、3月~7月にかけて熱波に見舞われ、モンスーンの雨季が到来すると猛暑は和らぐ。しかしここ数年で猛暑は一層過酷化し、頻度も増して長期化する傾向が続いていた。 国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によると、インドは気候変動による最悪の影響が予想される国のひとつ。 マサチューセッツ工科大学(MIT)の専門家によれば、たとえ世界が二酸化炭素の排出削減に成功し、世界の平均気温上昇を抑えることができたとしても、インドの一部では気温の上昇によって人が生存できる限界に近付くことが予想される。 インド政府は各地の気温が平年を4.5度以上上回る日が2日以上続くと熱波を宣言する。平均気温を
「佐藤山」の全景。左の岩山の奥に小屋やあずま屋がある。右下が登り口。手前の家の庭にはがれきが流れ込み、家も使えなくなった=宮城県東松島市手作りの避難所を造った佐藤善文さん。登り口には手書きの看板が掲げられていた=28日、宮城県東松島市、吉本美奈子撮影 「津波なんてここまで来るわけがない」。そう言われながら、約10年がかりで岩山に避難所を造った男性がいる。700人以上が死亡した宮城県東松島市で、この場所が約70人の命を救った。 東松島市の野蒜(のびる)地区。立ち並ぶ高さ30メートルほどの岩山の一つに階段が彫られ、登り口に「災害避難所(津波)」と書かれた看板があった。お年寄りでも上れるように段差は低く、手すりもある。平らになった頂上には、8畳の小屋とあずま屋、海を見渡せる展望台が立てられていた。 近くに住む土地の所有者、佐藤善文さん(77)が10年ほど前から、退職金をつぎ込んで1人で造っ
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