アトピーや喘息などのアレルギー性疾患は、長い間、遺伝的要素によって説明されてきました。 ただ、1960年代後半から急激に患者数が増えたことを考えると 遺伝による説明では、人類が、この時期に、大量の遺伝的突然変異が起ったということになってしまいます。 近年の研究では、アトピーなどのアレルギーは、 食事の「栄養バランスの悪化」や「有害な化学物質」などによって、 免疫バランス・ホルモンバランスが崩れることが大きな要因であることがわかってきています。 また、ここ10数年の免疫学における新たな発見は 腸内細菌が、私たちの体内の免疫機構やホルモンバランス等に 大きな影響を与えていることがわかってきました。 これまで、アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症などが 腸内細菌のバランス悪化が原因の一つであるということは ほとんど知られていませんでした。 ただ、最近では、学者、研究者、医師、食品メーカーなどの努力によ