エルサレム(CNN) パレスチナ自治区ガザで昨年12月末から1月にかけてイスラエル軍が実行した大規模侵攻で、同国の人権擁護団体「B'tselem」は9日、衝突で殺害されたパレスチナ人の半分以上は民間人だったとの報告書を発表した。 死亡者は1387人で、773人は戦闘行為などに加わっていなかったとし、うち320人は未成年だったとしている。同団体はこれらの数字や死亡者の背景について数カ月間にわたり調査、多数の消息筋からの情報も引用したとしている。 イスラエル軍は今年3月、侵攻で死亡したパレスチナ人は1166人、うち709人はガザを実効支配するイスラム強硬派勢力ハマスの構成員らと強調。戦闘に参加していない民間人の死者は295人で、うち89人は16歳以下の若者だったとしている。イスラエル軍は民間人の死亡について、ハマスが人間の盾としたためとも主張していた。 同人権擁護団体の数字はこれに真っ向から反