独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター主催の、「弁証法的行動療法(Dialectical Behavior Theraphy: DBT)とマインドフルネス」研修を受けるためです。精神科医、病院心理職が対象の専門家向け研修でした。DBTはアメリカのリネハンが始めた境界性パーソナリティ障害(BPD)に効果的な認知行動療法と言われているセラピーです。私のカウンセリングは認知行動療法はほとんど使わず、使ったとしても治療がゴールする寸前で、隠し味のように使うだけですが、その私がどうしてこの研修に参加したのかと言うと、『マインドフルネスがどのように弁証法的に、行動療法で使われているのか』ということを確認するためでした。 以前、マインドフルネス認知療法の研修にも参加したことがあるのですが、そのときも同じ理由でした。そのときの研修で疑問として残ったことは、「マインドフルネス認知療法はヴィパサナー瞑想