抜群の決定力で得点を量産し、最下位に低迷する磐田を13位に押し上げたFWイ・グノ【Photo:松岡健三郎/アフロ】 新聞や雑誌のサッカー報道を見ていると、“李”や“金”などの漢字、あるいはカタカナで書かれた名前が目に飛び込んでくるようになった。それらはすべてJリーグでプレーする韓国人選手。今季からJリーグに渡ってきた韓国人選手の活躍ぶりがそれだけ目立つということだが、かつてホン・ミョンボ、ユ・サンチョル、ファン・ソンホンらの大物韓国人選手がJリーグに在籍していた時代を彷彿(ほうふつ)とさせてくれる。 最近、最も衝撃的だったのはジュビロ磐田のイ・グノだろう。 リーグ開幕後の4月に移籍してきた彼は、(第12節終了時点)7試合で6ゴールを決め、周囲の度肝を抜いた。磐田の救世主は、最下位のチームを13位にまで押し上げ、今や各メディアから取材に引っ張りだこ。韓国から直接取材に訪れる記者も増えてい