2日(金)の朝日新聞に「農業 おしゃれに快適に」という見出しで、今どきの農家の若者の農作業着についての記事が出ていました。記事によるとアウトドアブランドの「mont-bell」と提携して農作業着のファッションショーが開かれたり、ギャル農業と「EDWIN」の提携で「イケてる作業着」が開発されたとか・・。 私が平成6年にUターン就農した時、若者の農作業着なんて話題にもならなかったのに時代は変わったものです。一般的に会社員はスーツで会社に行くし、職種によってはユニフォームがあることが普通です。でも農業はこれといって決まったものはないわけで、もし、お洒落な格好で農業ができたら若者にさらにアピールできることは間違いありません。(たいていの農家のおじさんはグレーか紺の作業着に同じ色の上着。もしくはシャツ。また、帽子は農協や農機具店からの販促のキャップだったりします。農家のおばさんは、いかにもといった花
仕事が農家だというと、次には「何を作っているの?」と決まって聞かれる。キュウリ農家だと答えると聞いた人の表情はなんと言っていいのかわからない困った顔になっていることに気づく。ここでサクランボ農家だとか、お米を法人として大規模に作っているとか、最新の施設でトマトを作っているとかだと、その後の話はすごく盛り上がるのに、キュウリというと違う意味で返す言葉がないようだ。ただし、年寄りだと「買えるの?」と聞かれ、ありがたいことに商売につながる…。キュウリがお年寄りとの会話を盛り上がらせてくれるのだ(笑)。 さて、こんなキュウリのおかれた立場。いつからこんなふうになったのか…。 <証言1>「農業全書」(宮崎安貞著) 元禄10年(1697年)刊行された日本最古の農書。これに「きゅうり」の記述がある。 「黄瓜(きうり)」 黄瓜又の名ハ胡瓜〈きうり〉、是下品の瓜にて、賞翫ならすといへども、諸瓜に先立て早く出
facebookで辻井 浩昭 | Facebookのウォールのコメントにそう書いたら、何で?という質問があったのであらためて。 私はキュウリ農家なので、キュウリは好きです。愛してます。でも、当然、恋人へのそれじゃなくて(笑)、仲間としてのそれ。そんで、それでもずっとキュウリと共に生活してて、キュウリは年寄りっぽい野菜だと思っている…。 今回はその理由を一つ。 理由その1「作る人も食べる人も高年の人が多いから」 キュウリは近年、トマトにその地位を譲るまで野菜の売上高第1位であった。その理由は単位面積当たりの売上が高く、栽培面積を増やすと農家の収入に直結したため多くの農家に作られ、また代表的、手軽な野菜であるため多く消費された。福島では40年以上のキュウリ栽培歴の農家がぞろぞろ。キュウリ農家の若い跡継ぎもいるようだが、若い人はトマト、花卉に転向する農家も多いようだ。キュウリ栽培の作業の大変さか
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