気が付けば、2010年も残りあとわずか。今年も、個人的に印象に残った情報通信業界の10大ニュースをまとめておきたい。 第10位 いろいろな3D製品の登場 4月にパナソニックのプラズマ・テレビ「ビエラ」、6月にソニーの液晶テレビ「ブラビア」が3D対応製品を発売し大きな注目を集めた。国内薄型テレビ市場でトップシェアを持つシャープは、4原色を採用し鮮やかな色調を売り物にする3D液晶テレビ「クワトロン」、東芝は高性能演算装置「セル」を搭載した機種や裸眼で視聴できる「3Dグラスレスレグザ」を投入し差別化を狙った。テレビ以外でも、パソコンやスマートフォン、デジカメなど、さまざまな3D製品が発売された。これまでのところ、売れ行きはいま一つのようだが、多くの3D対応製品が市場に登場した一年であった。 第9位 存在感を増す中国・インド 13億人と11億人。桁違いの人口を抱える中国とインドは、情報通信業界にお