同社では作物に必要な太陽光を確保し、残りを太陽光発電に回すソーラーシェアリングをすれば、農業と売電の両立が可能になるという。今回のモデルケースでは稲作をしながら全量売電した場合、電力の買い取り単価は27円/kWhで、初期投資を約10年で回収できると試算する。 農家の仕事は重労働でありながら収入が少ないことが多く、就労者の減少が問題にとなっている。また、米の売価は比較的安く、農機具や肥料の購入費をまかなえずに赤字になる農家も多い状況だという。 そこで、エグテックでは、現在農業を行っている畑や田んぼなどの農地に太陽光発電システム用の支柱を立て、ソーラーシェアリングを行うことで、これまで通り作物を育てながら発電による収入も得ることや、その収入で農業を外注することも可能になるとし、さまざまな農業問題の解決手法の1つになると期待を寄せている。 関連記事 「米と発電の二毛作」が進化、太陽光パネルの両面