「パラレルキャリア」「兼業・複業」という言葉をここ数年で耳にすることが多くなってきた。個人、企業双方にとって「働き方」が変化し始めており、その動きは都市部から地方にも広がり始めようとしている。 日本の「働き方改革」の政策立案に携わり「内閣府プロフェッショナル人材」を通し地方へも働き方のワークシフトとして実践をし続けるみずほ情報総研株式会社(以下みずほ情報総研)・社会政策コンサルティング部・雇用政策チーム シニア コンサルタントの田中文隆(たなかふみたか、以下田中さん)さんに個人や企業の実例とともに、日本全体に少しずつ拡大しつつあるワークシフトの話を中心に5回の連載で寄稿をいただきます。 「LIFE SHIFT」の始まり 政府の「人生100年人材構想会議」の委員に就任したリンダ・グラッドン氏らの著書「LIFE SHIFT」では、これまでの「教育→仕事→引退」というステージが変わり、知識やスキ