ヨルダン軍のパイロットが殺害されたとみられる映像がインターネット上に投稿されたのは、ヨルダンのアブドラ国王がアメリカを訪問している最中で、国王はケリー国務長官と会談してイスラム過激派組織「イスラム国」の壊滅に向けた連携を確認したばかりでした。 ヨルダンのアブドラ国王はジュデ外相とともにワシントンを訪れ、現地時間3日午前、ケリー国務長官と会談し、双方は「イスラム国」の壊滅に向けた連携強化を確認し、アメリカによるヨルダンへの資金援助の増額などを盛り込んだ覚え書きを交わしました。 会談のあと記者会見したケリー長官は、ヨルダン軍のパイロット、ムアーズ・カサースベさんについて、「解放すべきだし、少なくともヨルダン政府に安否を知らせるべきだ」と述べていました。 この会見からほどなくして、ムアーズさんが「イスラム国」によって殺害されたとみられる映像がインターネット上に投稿されたことが分かり、アブドラ国王