北海道小樽市の小樽商科大学グラウンドでアメリカンフットボール部員が飲酒し、9人が病院に搬送された問題で、同大は大学敷地内と関連施設での飲酒を全面禁止とし、学内の生協でも酒類の販売を取りやめた。 同大の掲示板には、「全面禁酒」と書かれたポスターと、山本真樹夫学長名の通告書を9日から掲示。通告書では、学内での飲酒を禁止し、さらに研究指導やサークル顧問が敷地内で飲酒しないよう指導することも求めている。卒業式や大学祭などの大学のイベントだけではなく、私的な集まりでも飲酒禁止とした。 7日のバーベキューパーティーでは、意識不明となって搬送された1年生男子部員3人(いずれも19歳)は、ストレートのウイスキーや焼酎を複数の上級生につがれ、2杯以上飲んでいたことが、同大関係者への取材で分かった。搬送された部員は、3人が希望するポジションの4年生らを回って大量の酒を飲んでいたのを見ていたという。 【関