12.02.10 1月10日、岩手県陸前高田市に仮設の「りくカフェ」がオープンした。約10坪の木造平屋建。シンボリックな家型が印象的で、木のぬくもりが感じられるこの施設は、地元住民の発意によって生まれ、彼らが主体となって運営するコミュニティカフェである。 ホッと一息つけるような場 先の震災で甚大な被害を受けた陸前高田市は、現在も多くの住民が仮設住宅での暮らしを余儀なくされている。地域の人々が気軽に集い、コーヒーや手づくりケーキを楽しみながらホッと一息つける場所、その思いを具現化したのが「りくカフェ」である。オープンから約1カ月経ち、1日に25~30人が訪れる。特に宣伝をしていなかったことから、地元では“噂のカフェ”として口コミが広がり、今や遠方からも人がやって来るそうだ。 みんなの集まれる、リビングのような場がほしい 「りくカフェ」は、震災直後に住民を中心として「まちにリビングのようなコミ