世界で最も長いトンネル誕生 10月16日 7時4分 スイスのアルプス山脈に全長およそ57キロのトンネルがつながり、日本の「青函トンネル」を抜いて、世界で最も長いトンネルが誕生しました。 このトンネルは、スイス南部のアルプス山脈の地下深くを南北に貫く鉄道用の「ゴッタルドトンネル」です。15日、トンネルの中間地点でセレモニーが行われ、最後に残された厚さ数メートルの岩盤が巨大なドリルによって壊されると、大勢の作業員が歓声が上げてトンネルの貫通を祝いました。「ゴッタルドトンネル」は全長がおよそ57キロ。90年代から掘り進められ、およそ54キロの日本の青函トンネルを抜いて、世界で最も長い鉄道トンネルとなりました。7年後の2017年には鉄道の工事も完成して列車が通れるようになる予定で、開通後はスイスのチューリヒからイタリアのミラノまでの所要時間がおよそ1時間短縮するということです。