government of the people, by the people, for the people 村木冤罪事件における取り調べメモの廃棄問題に関し、同じ最高検の通知文が、朝日とNHKでは真反対の解釈で報道された。 それぞれ、記者会見でコントロールされていない独自取材の証明ともいえるし、どんなニュースでも伝える側の解釈を鵜呑みにしてはならないという、読者への警鐘と受けとめることもできる。 村木裁判では、大阪地検特捜部の検事6人が、取り調べのさいにとったメモをすべて廃棄していたことがわかり、大問題になった。 これは大阪地検の特殊なケースなのか、それとも検察組織全体の問題なのか。それを検証する手がかりとして、9月8日の朝日と、本日10月24日のNHKニュースが取り上げたのが、メモ取り扱いに関する2008年の最高検通知だ。 まずは、今日のNHK。 最高検察庁が、おととし、検察官が必要