沖縄本島から西へ60km行った海上に、渡名喜(となき)島という離島がある。あまり観光化のされていない小さな島だが、そこには昔ながらの沖縄伝統家屋が数多く残っているという。 ほぉ、なかなか魅力的な島ではないか。そう思って調べてみると、どうも状況が芳しくない。渡名喜島へのフェリーは、結構欠航しやすいというのだ(だじゃれじゃないよ)。冬場は特に欠航が多いようで、数日連続で船が来ず延泊せざるを得なかった、と書かれてるブログもちらほら見受けられる。 しかし、溢れる渡名喜島への好奇心は抑えられない。今年の年末年始、沖縄へ行く機会に恵まれたので、思い切って渡名喜島へ渡ってみる事にした。欠航を体験しに……ではなく、渡名喜島の観光をしに。 (木村 岳人) 渡名喜島へのフェリーは一日一便 小さな島である渡名喜島には空港など無く、交通手段はフェリーに限られる。しかもフェリーも渡名喜島行きという便は無く、久米島行