西表島東部の古見を発祥とし、他に小浜島、新城島の上地島、石垣島宮良に伝わっている[2][3]。小浜島、上地島には古見から直接伝播し、石垣島宮良には明和の大津波後に小浜島からの移住により伝えられたという[2]。かつては、既に廃村になった西表島北部の他の地区や新城島の下地島でもみられた[1]。 西表島古見ではアカマタ・クロマタ・シロマタの3柱[1]、他の地区ではアカマタとクロマタの2柱が現れる。アカマタ・クロマタという名は、アカウムティ(赤面)・クルウムティ(黒面)に由来するとされる[3]。 来訪行事を実施するのは地区住民のなかで資格を持つ者に限られている。その他の者にはその一部しか公開されず秘祭とされており[4]、1968年(昭和43年)には、新城島・上地島で、波照間島から祭を見に来た部外者を島民が集団暴行する事件も起きている[5]。写真・ビデオ撮影や口外も禁じられている[6]。 アカマタ・